精神科看護師の主な役割と現状





主な役割と現状について

精神科医療の現状として、一般科に比べて医師や看護師等の人数が少ない基準になっており、医療従事者の人手不足の問題があります。
そのため、集団の患者様を少ない看護師の人数でケアを行う体制となっている病院も多くあります。
しかし、患者様の疾患や症状、家族との関係および必要なケア、目標とする段階もその患者様一人一人によって大きく異なります。

患者様が抱えている心の悩みや問題は人それぞれであるため、個別性の高い精神科の患者様に対しては、看護師が一人ひとり丁寧に接し、
関わる時間や対話の時間を長く持つことが求められています。
看護師が患者様一人一人とじっくりと向き合い、その患者様に本当に必要な支援とケアを考えることで、症状の回復が早まり、入院期間が短くなることへとつながるのです。

精神科看護師の主な役割として大事なことは、自分の価値観やケアの方法をおしつけるのではなく、相手のありのままを受け入れる存在となることです。
例えば、看護師は日々の社会生活において様々なコミュニケーションや人との付き合い方を多く学ぶ機会があります。
患者様との対話や長期間に及ぶ関わりが求められる精神科看護の現場でも、その経験を役立て、ケアを行おうとする看護師が多くいます。
実際に、一般科では医療処置といわれるケア以外の生活の援助や家族問題においては看護師自身のこれまでの人としての関わりや常識、
ケアを行う上で培ってきた経験を患者様にも当てはめ、ケアを行うことが多いといえます。

しかし、精神科看護師は、患者様の日常や病状回復に接する中で、 自分の価値観が邪魔になることも多くあります。
これは看護師が提供すべきと考えているケアと、患者様の求めるケアが一致しないときに生じます。
つまり、生活の質をはかる基準や価値観、大事にしているものは、個人によって異なります。
看護師の「あるべき論」が、患者様にとっては無理な要求や押し付け、苦痛になってしまうこともあるため、 患者様のあるがままを受け入れ、その人を認めるといった役割が重要なのです。




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