精神科で働く際に注意しなければならないこと





注意しなければいけないこと

精神疾患を持つ患者様は、世間一般では「恐い」「良くわからない」といったイメージを持っている方が多いかもしれません。
しかし、精神科には理不尽な患者様はそれほど多くなく、精神状態のプロセスを正確に看護師が理解していれば、 患者様の一つ一つの言動や行動の意味を理解することも可能です。

そうはいってもやはり、自分は病気ではないと思っている患者様においては、医療を受けることを拒否したり、病状の影響で興奮しやすく、暴力的になる場合もあります。 精神科では、そのような事態を回避するための技術を身に付ける「CVPPP(包括的暴力防止プログラム)」の研修や各病院での勉強会が頻回に開催されています。 日本精神科病院協会には教育・研修制度の情報が載っています。こういったものを参考にスキルアップを目指すことも大切だと言えます。
患者様の怒りや興奮を誘発しないように接する看護技法を学び、実践することで行動化があった場合には最善の対応方法を行い、看護師および患者様の身を守ることが大切です。

実際に、看護師が患者様と言い争いになり、患者様−看護師間に険悪な雰囲気を感じたときは、看護師はその場面の対立要因を探し、事態を解決に導くための様々なアプローチ を適用することが求められます。

また、精神科病棟では隔離や行動制限等の治療方法がありますが、病棟の機能や患者様によって、その頻度が大きく異なります。
例えば急性期治療病棟では、精神運動興奮や暴力などの精神症状や他害行為による隔離が多いですが、 療養病棟など長期入院患者の多い病棟では、 迷惑行為や多飲食など療養生活上の問題に関する隔離が一般的です。

また、行動制限の期間も急性期治療病棟では短期間なのに比べ、療養病棟など慢性期の病棟では長期化するものが多いです。
ここでの看護の観察ポイントとして重要なのは、患者様一人一人に合わせたアセスメントを行い、 隔離や行動制限が不必要に長期化しないように日々の変化に敏感であることです。

看護師は精神症状のアセスメントだけでなく、身体機能、セルフケア能力、現実検討能力、対人関係スキルなど多角的にアセスメントを行うことが求められています。 隔離が長期化する患者様の中には、患者様自身の問題だけではなく、 看護師側による問題のすり替えや、不安とそれに伴う防衛的な姿勢が原因となることもあります。

看護師は患者様の日々の観察やアセスメントを他職種の方に伝え、 タイムリーな情報共有やカンファレンスを行うことが患者様の早期回復へとつながるのです。




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